経過観察

※体温は朝起き抜けのものなので、解熱剤はさほど考慮に入れていません

-2日目(木):36.6℃

-1日目(金):36.5℃

00日目(土):36.6℃

目覚めた瞬間から喉の痛みと空咳
暑いので窓を開けて寝ていたせいかと様子見
「私の風邪がうつったかな」と言ってベンザを寄越す同居家族(医者嫌い)は、前週コロナ前~中の親戚応対をし、当週風邪をベンザのみで乗り切っている

01日目(日):37.2℃

目覚めた瞬間週明けの出勤は無理と悟る
体温の割にはだるく、筋肉痛のような痛みが全身に出る
咳がひどく、短い睡眠を繰り返すようになる
休日診療所の存在が一瞬頭をよぎるが、既にそこまで行く気力が無い
腹は減るが食欲が無く、インスタントスープばかり飲み、梅干しが無性に食いたくなる

02日目(月):37.6℃

風邪にしては急速な進行かつひどい症状及び同居の容疑者の存在から、発熱症状対応可能な近所の診療所へ予め電話した上で行く
 
先生「なんで通院している診療所に行かなかったの?」
ぼく「(そこ行くには公共交通機関で30分かかるし基本混んでるんだそんなところにコロナ持ち込んだら顰蹙もんじゃないかしかも咳喘息が5年以上完治しないんだよそもそも)すごくしんどかったので」
風邪向けの解熱剤と咳止めを4日分処方され帰宅
 
解熱剤は効いているようだが咳止めはまったく効かず、短い睡眠継続

03日目(火):37.5℃

先生「コロナの陽性反応出ました」
COCOAに陽性登録を促すSMSが保健所の連絡より早く届く。複数回。なおスマホの容量不足とブルートゥースOFF設定により、アプリは入れていない
午後保健所より連絡。1時間近く丁寧に色々説明してもらい、これなら連絡が遅くなるのもやむを得ないと納得
HER-SYSに生存報告記入開始
同居家族へ濃厚接触者になったため外出禁止を伝達。ベンザでごまかした容疑者ざまあみろ
透明な鼻水が増えだす

04日目(水):36.5℃

保健所から生存確認の電話がくる
鼻水に色がつき始め、量が増えたので保湿ティッシュに切り替える
眠くなると咳が止まらず眠れないので、寝落ち寸前までゲームすることで無理やり就寝。昼夜問わずこの繰り返しになる

05日目(木):36.6℃

持病のせいかHER-SYSに咳がひどいと書いたせいか、点滴治療の勧めがくるも3泊4日の入院治療と聞いて、それだけあったらほっといても軽快しそうなので見合わせる
点滴とは別の対コロナ内服薬は発症から5日目までなら効果を発揮するらしいので、当日がタイムリミットであることも告げられる。土曜発症はたちが悪い
処方された咳止めがちっとも効かないので、この5年の人体実験で効果が実感できている咳止めに自己判断で切り替える
ついでに解熱剤もやめてみる

06日目(金):36.4℃

寝ている間に保健所から電話があったらしい
 
支援物資が50cm四方くらいの箱で届く
トイレットペーパーや消毒液などの衛生用品からおかゆやスープ、ごはんや即席麺などの食料、缶詰やお菓子などの嗜好品まで病状に合わせて選択できるであろう50点以上詰め合わせ。長期保存可能な牛乳とパンもあり、普通に災害時の備蓄品になりそうなセット
なお大人で数日分相当と思われるこのセットが陽性者一人につき老若男女関わらず一箱。一家総コロナだと置き場所大変そう
しつこい咳と痰と若干の倦怠感以外は元気なので、並べ師始めて記念撮影

07日目(土):36.6℃

夜の咳がしつこいからと咳止め服用済なのにメプチン吸って、血痰出すワロス
この辺から明確に軽快傾向が見え始めるも下痢を起こし、HER-SYSに余計な記載が増える

08日目(日):36.4℃

鼻水・痰の色が無くなる

09日目(月):36.4℃

保健所から電話
HER-SYSへの回答や会話の様子から、当日23:59をもって療養解除と指示される
ぐぐればぐぐるほど療養期間は10日目まで、外出して良いのは11日目からと書いてあるページしか出てこないけれど大丈夫か京都市
ちなみにHER-SYSの設問は
「倦怠感、起きるのが辛いと感じる」「呼吸困難、胸が苦しい、息が切れると感じる」といった現状報告型のものと
「表情・顔色が明らかに悪くなっている」「咳、たん、鼻水がひどくなっている」といった進行度報告型のものがあり、
後者については傾向はあれど、以前ほどでなければ「いいえ」になる罠。故に6日目あたりから「いいえ」回答。市のページには「咳があっても軽快傾向なら可」と書いてあるので、合っているのだろうけれど
 
痰を伴う咳が頻繁に出るが、痰は無色
鼻水は激減

10日目(火):36.4℃

恐る恐る出勤
若干の倦怠感と痰を伴う咳が数回

以降

咳と倦怠感と少食傾向が数日続く
 
というわけでコロナ体験記でした。前半は結核を患った文豪の辛さの一端を垣間見た気分だった。
人生で体温39℃以上を出したことがないので、持病絡みの気管支症状が気になっただけとも。
まとめて見ると、必要だったものは抗ヒスタミン薬でもいいから睡眠薬だったような。とにかく寝られない。そして当人にはそこまで頭を回す余裕は無かった。